なんのための守備か
サッカーとはゴールを奪う競技である。
相手よりそれが多ければ勝利、ただそれだけ。
しかし、90分攻め続けていられるわけではない。たったひとつのボールで、相手も同じことをしようとするからだ。
ゴールを決めるためにはボールを保持せねばならない。だから相手の攻撃を止め、ボールを自らの支配下に置こうとする。
つまり、そもそも守備とは「自ら攻撃を始める」ためのものなのだ。
失点が多いのは確かに問題だ。減らす努力は必要だろう。
だが「攻撃は最大の防御」という言葉もある。それはサッカーの場合、絵に描いた餅ではない。
なぜなら攻撃している間は相手が守備をするのだから。相手が守備をしている間は攻撃できていない、ゴールを奪われることはないということだから。
言葉遊びのように見えるかもしれないが、これが根源だと思う。
どうもいまのベガルタは失点恐怖症でサッカーの原点を見失っているとしか思えない。ゴールマウスを守るために守備をする、とにかく相手を止めなくては、それだけしか考えられなくなっているように見える。
だから選手が混乱してしまう。サッカーが難しく思えてしまう。
けれど、忘れてはいけない。
相手より多くゴールを奪わねば勝てない。攻めなくては勝利はない。
「負けたくない」という気持ちが「勝ちたい」という気持ちを上回ることは決してないのだ。
それを忘れてはいけない。
……大宮戦後も相変わらず選手からは「気持ちの問題」と耳蛸な言葉が出た。
それはいったいなんなのか。そこを考えてみた。
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Comments
おほほ~、私のほうが2日早かったようで(笑)
ここんとこ人様のお宅で叫んでたので、いい加減にせんと、
と思って自宅作りました。
ココログはね、標準だとカスタマイズの範囲が狭いのよ。
そこが難点なんだけど、興が乗ったら有料にアップグレードすると
して、いまのところはとりあえず。
しかしあれですね、「得点のニオイ」ってどんなだっけ?って感じ(涙)
負けないことも必要だけど、「守るために守る」ってのじゃあかんでしょ。
意識の問題って思う以上にデカいっつーのがわかってないのかあの方は……。
Posted by: showko | 2004.04.19 13:48
うふふふ。
SHOWKOさんったら、いつのまにブログ?
やっぱココログが使いやすそうねぇ。
なんのための守備か?!
まったくですね。
攻撃は最大の防御なり。
あの方のお国にはことわざないのでしょうかね。
Posted by: SEPIKO | 2004.04.19 07:09