映画になっても『RENT』は『RENT』
東京での公開から遅れることひと月半。
ようやく仙台でも映画版『RENT』が始まっています。
公式サイトの上映館が一向に更新されないのでやきもきしてたんですが、S-style(仙台タウン情報)の映画館情報をこまめにチェックしていてよかった。
…ということで、仙台駅東口のチネ・ラヴィータに行ってきました。
1989年、クリスマスイヴ。
ニューヨーク、イーストビレッジのとあるアパートに住むアーティストたち。家賃(RENT)すら払えない彼らの、次のクリスマスまでの出逢いと別れ、そして奇跡の物語…。
とにかく、舞台がとてもとてもお気に入りで、日本版をたまたま観てからブロードウェイ版の来日公演まで通いました。
いまでは私、「SEASONS OF LOVE」のイントロが流れてくると涙腺が緩むという、パブロフの犬状態なので…(^_^;)
それだけに今回の映画化には多少の不安があったのですが、杞憂というものでしたね。
クリス・コロンバス監督も思い入れが深かったようで、出来る限りオリジナルキャストで、というところにも、その気持ちが現れています。
それでいて、映像ならではの手法を取り入れて、『RENT』の世界を深く余すところなく表現しているとも思います。
例えば、冒頭。
疾走感バツグンの大移動、大規模な仕掛け、絶対に舞台版ではありえませんからね。
他にも、場面転換や背景、回想の使い方なんかは、上手く効果を出してるなと思います。
惜しむらくは、舞台で最大の拍手喝采な小ネタシーン。
おそらく物語の流れでしょうが、カットされているのが残念でした。
でも総じて、映画になってもやっぱり『RENT』は『RENT』だった。
DVDが出たら即買いしちゃいますね、きっと。
おそらくその前に、11月のブロードウェイ版来日公演かな。楽日を観に行く予定です。
更にその前には、『RENT』作者・ジョナサン・ラーソンの自伝的ミュージカル『tick,tick…BOOM!』があるんだっけ。初演の時も山本耕史がよかったんだよなぁ。
行きたいなぁ。行けるかなぁ…。
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